最近時々、脱サラして農家へ転職という話を聞きます。勤め先を農業関係と考えても、あまりピンとこない方もいるでしょう。農業の求人というと何となく田舎、高年齢、家族経営というイメージがつきものですが、実際はどのようなものなのでしょうか。農業の業種は野菜、稲作、花、酪農などさまざまです。現在は多くの農園または牧場が、求人サイトを通じて一般の企業の待遇と差異のない条件で人材を募集しています。時給や日給、雇用形態など分かりやすく掲載されています。他の業種と違う特徴とは、野菜や生き物を扱う仕事なので時期や天候に大きく左右され、週休2日を下回る条件が多いでしょう。代わりにのどかな環境や、作物のありがたさを感じる貴重な体験が得られます。今回は初めて農業の求人について考える方のために気になる点をまとめました。興味や関心のある方など参考にして下さい。
短期間アルバイト感覚で農業の求人に応募してみよう
農業での仕事に関心があるけど、まずは短期間で体験してみたいという方は、実際に経営している農家にアルバイトとして採用してもらうことから始めてみるのはいかがでしょうか。未経験の方でも可能で、繁忙期に期間限定で求人募集する農園などを探します。興味や関心のある作物や地域を中心に検索しても良いでしょう。体験や研修を目的とした方を歓迎してくれる農家ですと安心して働けますね。山が近い地域や田舎での勤務になるところが多いので、通勤が心配な方は寮など用意してもらえる場合があるので相談してみましょう。2週間から3ヶ月以内辺りが短期の目安ですが、気持ちが固まって継続を希望したくなった場合でも相談の場を設けてくれるでしょう。良い経験を得たい、今後の生活について考えるきっかけにしたいという方にお勧めです。
長期間の住み込み農業の求人について
移住して農業を営んでの生活を考えているけど、ゼロから開拓していくのはリスクがあると感じてしまっている方は、本格的なノウハウを持ったプロの農家のもと、長期で働くのはいかがでしょうか。短期より長期のほうがありがたいという農家の求人は多いものです。畑や耕具などを用意する初期投資や、買い手が購入してくれるような品質になるまでの知識と経験、時間をかけて実ったそれらが販売されて初めて収入が得られるなど、初心者としては農業のハードルが高く感じることが多いです。しかし既に経営している農家に雇用される形で農業を始めれば、上記のリスクは心配ありません。さらに住み込みのための賃貸を用意してくれる農家であれば、移住者として充分に暮らしていくことが可能です。新規就農者になりたいが自信がない方はこのような形の求人を探してみると良いかもしれません。